デザイナーズの注文住宅における注意点

注文住宅にはさまざまな種類がありますが、その中で最近注目されているのはデザイナーズ住宅です。デザイナーズ住宅とは、建築事務所の専門的なデザイナーがデザインした住宅になります。デザイナーズ住宅の人気が出た理由は、普通の住宅というものに対して満足感がなくなったからです。昭和30年ごろから50年ぐらいにかけては、一戸建て住宅を購入することが夢だった人が多かった時代ですが、今の時代は住宅ローンを簡単に組めることから戸建て住宅を建てることはそれほど難しくありません。そうすると、普通の住宅では飽き足らなくなり、デザインに凝ったものが流行るようになったのです。そのようにして生まれた住宅ですので、大きさや広さはそれほど問題ではありません。ではデザイナーズの注文住宅の注意点はどのようなところでしょうか。

実用性に欠けないようにすることが必要

デザインを重視した注文住宅のメリットは見た目の素晴らしさです。ですが見た目の素晴らしさだけを追求しすぎて実用性はなくなってしまう例が後を絶ちません。例えばコンクリートの打ちっぱなしの住宅にする場合、内壁に断熱材を入れずにそのままコンクリートの状態で完成させた場合、夏の間はまだ問題ありませんが、冬になると外の気温とそれほど違いがなくなり、部屋の中はかなり寒くなります。また、よくあるパターンとして、2階に行く階段をらせん階段にしてしまう場合があります。確かに見た目はらせん階段のほうがいいですが、高齢者がいる場合に扱いにくいという問題や、子供がいる場合は転落する恐れがあることを考えれば、普通の階段のほうがよいでしょう。このようにデザインにこだわってしまうばかりに実用性を無視しがちな点がデメリットです。

費用がかかり過ぎてしまうという問題

デザインを重視した住宅は、費用がかかります。普通の住宅に加えてデザインにお金をかけるのですから、費用がかかるのは当然です。普通の注文住宅との違いは専門的なデザイナーに頼むことではないでしょうか。デザイナーにかかる費用は建築費用のおよそ1割といわれています。これは誰に頼むかによって費用は異なりますが、4000万円で建築できる住宅は4400万円ぐらいかかるということになります。このように考えると、デザインに凝るからには、それなりにコストを削減する必要があるか、あるいはお金に糸目をつけずに住宅を建築するしかありません。もう一つの問題点は時間がかかることです。普通住宅を建築する場合は、設計段階からスタートすると半年から9か月ぐらいかかります。ですがデザインを重視すると1年から1年半はかかってしまいます。